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イントロダクション
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当社はおかげさまで、創業3周年を迎えることとなりました!
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- 合同会社うんすい宅建の阿部浩一です。当社は「同性カップルのお部屋探しに取り組む不動産会社」として、2021年4月に東京都東村山市で創業しました。そして私は、1月で48歳(辰年・年男)を迎えました。
理想は理想として、自分の思いをビジネスとして成り立たせていく難しさ。迷走を続ける中で自分自身の甘さを痛感するばかりではありましたが、さまざまな出会いが私を助け、強くしてくれたように感じています。
不動産業を続けながら縁あって、2023年からは本格的にハラスメント研修講師を務めることになりました。2024年は事業の幅を広げるため、キャリコンサルタントの国家資格を受験するための養成講習を受講し、7月の受験をめざしています。
当社の“3歳”の誕生日、ならびに新しい挑戦に応援をいただきたく、このバースデードネーションを立ち上げました。 -
- 当社PRキャラクター「いえすみれんと」
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ストーリー
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うんすい宅建を立ち上げるまで
- 私は2021年4月に当社を創業する以前は約15年間、NPO福祉業界で働いていました。しかしながら、うつ病とパニック障害を患い入院を経験、離職しました。
一時は本格的な社会復帰はあきらめていたほどですが、現在は以前より疲れやすくなったこと(病気というより年齢の影響かも?)以外は特に困ることはないほど回復しています。そんな私が不動産会社を立ち上げたのは次の理由からでした。
①勤務していた児童養護施設で、世の中には不動産を施設に寄付してくださる方がいるのだと知り驚いたこと。
②自身がゲイの当事者でもあり、同性カップルが一緒に暮らすための住まい探しに困難があることを知っていたこと。
③たまたま以前に自己啓発目的で受験した宅地建物取引士の資格試験に合格していたこと。
④不動産業は基本的に単価が高い(儲かる)ので、年に2件か3件程度の取引があれば、お金にならなくても居住支援的な仕事に専念できると考えたこと。
こうしてコロナ騒ぎの真っただ中、一人で小さな不動産会社を始めたのでした。 -
想定外のことや見通しの甘さを痛感することばかりだった3年の日々
- 今となっては、前述した「年に2件か3件程度の取引があれば」を実現することが、業界未経験で信用もない当社ならびに私にとって、どんなに大変で甘い考えだったかということが身に染みてわかります。
ですが、始めた当初は「良いことをやろうとしている自分」に酔ったブランディングと、自身の「強み」ばかりを強調する自己PRに終始して、お客様に提供できる「売り」を考える視点がすっぽり抜け落ちていました。
創業資金が底をつきそうになってから、不動産業と併せてできる事業はないか考えたり、どういう企画を立てれば関心を持ってもらえるかといったことを検討したりするようになりましたが、余裕のない中で実行しようとすることはことごとくうまくいきませんでした。
それでも創業2年目には初めて、会社を経営されている方に、移転先として貸事務所をご成約いただいただけでなく、私という人間まで評価してくださったことはとてもありがたかったです。 -
なぜハラスメント研修講師になったか
- 同性カップルのお部屋探しもそうですが、日本社会には高齢者や障がい者など、住まいを確保するのに困難を強いられる人たちがいます。増え続ける空き家問題と並んで、居住支援の問題は不動産に関する重要な社会課題です。
私はその居住支援に関する自身の取り組みを通じて、メンタルヘルスに問題をかかえる層には、「働くこと」につまづいた経験を持つ人が非常に多いことに気付きました。そして職場のハラスメントについて関心を持ち、事例研究や文献調査を重ねました。
それに基づき自身のメソッドを構築。2023年4月には国の一般競争入札に参加するための「全省庁統一資格」を取得し、公的機関で幹部向け研修やハラスメント相談員向け研修を行い、大変ご評価いただきました。
引き続き、入札を用いた営業活動と並行して、民間や個人に向けたハラスメント研修を行ってまいります。 -
不動産屋社長、キャリアコンサルタントをめざす!
- ハラスメント研修講師となったことをきっかけに、キャリアコンサルタントの国家資格取得を決意しました。
キャリアコンサルタント(キャリコン)は、仕事の悩みを解決する専門職です。ハラスメント研修講師としても有効な資格ですが、これをきっかけにLGBTQの転職に強いエージェントをめざすという希望もあります。
また、転職エージェントはクライアントが転職に成功するなど、目的を達成した後も寄り添い続ける援助職でもあります。ライフステージの変化に伴う住み替え需要に対して、不動産事業者としてもかかわることができます。
不動産業との親和性でいえば、空室に悩むアパートのオーナーさんに「キャリコン付きアパート」を提案するということも考えています。
少子高齢化や借り手優位の賃貸住宅市場では、学生さんも新築や利便性の良い物件に集中し、築古物件や駅から遠いお部屋は敬遠されがちです。そこで入居者は無料で専門職であるキャリアコンサルタントからキャリアコンサルを受けることができることを付加価値にします。
学生さんも就活に成功、親御さんも大喜び。オーナーさんにとっては空室解消どころか、少し賃料を値上げしても借りてもらえるという、いいことづくめを狙います。(参照:井上敬仁 著『高い家賃なのにいつも満室になる人気物件のつくり方 一芸物件』/アスコム)。 -
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『心地よい家に住み、ハラスメントのない会社で働く』を売る会社として
- NPOや福祉の世界しか知らなかった私が、「社会に良いことを行っていればお金は後からついてくる」という思い上がった気持ちで会社を創業したせいで、これまでの3年間は本当に苦難の連続でした。
しかしながら、遅かったのか早かったのかはわかりませんが、ようやく自分が経営者として取るべき態度がわかってきたように思います。
ハラスメント研修やキャリコンという、不動産事業とは次元の異なる情報発信が、広告の差別化につながって、不動産事業にも返ってくる好循環を作り出したいと考えています。
居住支援の活動でいえば、2023年4月より、当社のオフィスがある東京都東村山市の福祉従事者などで構成する、「東村山へ住まいに困った人たちの共同の住まいを作るチーム」(ヒガスマチーム)のメンバーに加入しました。
また、2023年6月からは、副支部長経験者の方からご推薦をいただき、公益社団法人全日本不動産協会 多摩北支部で役員も務めさせていただいています。
この歩みをさらに確実なものとすべく、ぜひ応援してください。
心よりお願い申し上げます。 -
応援してくださる支援者様とのお約束
- ・いただいたご支援金は、営業費や広告宣伝費、設備資金に充て、大切に使います。
・ご支援金の具体的な使途について、プロジェクトページや当社サイトで公開します。
・「国家資格キャリアコンサルタント第26回試験」(合格発表予定:2024年8月23日)に合格して、このプロジェクトページや当社サイトでお知らせします。 -