-
南三陸の里山にある、町の魅力の詰まったYES工房
- YES工房は、2011年に発生した東日本大震災後、南三陸町地域住民の「雇用」と「交流」の場づくりを目指し立ち上がったモノづくり工房です。
廃校となった建物をリノベーションした工房内では、10名のスタッフが地域資源を活用したモノづくりに取り組んでいます。名産のタコをモチーフとした合格祈願の縁起もの「オクトパス君」をはじめ、かつての養蚕の歴史と文化を伝える「まゆ細工」、南三陸の森林資源の利活用を掲げた「木製品」などの製作・販売を行っている他、モノづくりを通じた交流の場として、ワークショップを開催し、南三陸町の魅力を発信しています。
漁業が基幹産業である南三陸町ですが、実は面積の約8割を森林が占めています。
町内に降った雨は、森林の栄養分を蓄え、海へと流れ込み、豊富な漁場を形成している、ということを震災後改めて知り、同時に森林保全の大切さと、国内における木材産業の現状も実感しました。
私たちは「自然と共生する社会のあり方」「地域と共に生きる工房」を重視し、モノづくりや体験プログラム、そしてそれらを通じた人が集まる場づくりや学びの場づくりなど、今までの南三陸にはなかった新たな「モノづくり」を提案していきたいと考えています。 -
-
-
-
オクトパス君が生まれた工房から伝えたいメッセージ
- オクトパス君は、宮城県南三陸町の名産である「タコ」をモチーフに、タコを英語表記した「OCTOPUS」と「置くと(試験に)パス」をかけた合格祈願の縁起もの(文鎮)として2009年に誕生しました。
私たちがオクトパス君に込めているのは、不安な中で一生懸命頑張る受験生と、そんな頑張る姿を見守り、支えているご家族・友達・先生方への応援のエールです。
頑張っている人に、「頑張れ」ではなく、ワンクッション置いた応援の方法として、オクトパス君は“ゆる~い”応援を行っています。
進学や就職、資格取得など、目の前の大きな壁と懸命に立ち向かう方々のパートナーとして、オクトパス君をご一緒させていただけたら幸いです。 -
-
新商品「オクトパス君カレー」に込めた想い
- オクトパス君カレーは、頑張る受験生・南三陸ファンの方々・オクトパス君ファンの方々に向け開発したレトルトカレーです。
東日本大震災後、地域住民の「雇用」と「交流」の場づくりを目指し始まったYES工房。復興から、次の10年の成長を目指し、南三陸町内の食材を活用した商品開発に挑戦してみたいとの気持ちから誕生しました。
甘口、中辛、辛口の3種それぞれが独自の味付けとなっており、その違いもぜひお楽しみいただけたらと思っています。
南三陸産のタコの旨味と風味、食感が特徴の「オクトパス君カレー」を、コロナ禍で頑張るみなさんの勝負所の験担ぎ(げんかつぎ)、お夜食などでお召し上がりいただけたら幸いです。 -
-
-
YES工房からみなさんへメッセージ
- YES工房は、東日本大震災の津波により「職場」「自宅」などを失った地域住民の「雇用」と「交流」の場づくりを目指し、活動が始まりました。
地域資源を活かしたモノづくりを掲げ、現在では合格祈願の「オクトパス君」「まゆ細工」「木製品」などの製作・販売を行っています。
東日本大震災からの10年は、全国のみなさんからの誠意に支えられ、私たちは前に向かって再び歩みだす事ができた10年でした。
これからの10年は感謝の気持ちを大切に、YES工房としてさらに成長し、「地域と共に生きる工房」として、よりよい「モノづくり」を目指していきたいと考えています。 -
-
有楽町microにて今回のプロジェクトの商品を展示しました
- 今回の南三陸特設ページでご紹介している事業者の商品を、有楽町microにて3月1日〜3月31日まで展示しました。
会場のご案内
店舗名: 有楽町 micro FOOD & IDEA MARKET
アクセス: 東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル1F
営業時間: 11:00-19:00 -
-